デュッセルドルフでの一こま

「一路ドイツへ。」

 

ドイツにはルフトハンザ航空で向かいました。

 

学生の頃、ドイツ語の「ドイツ人」教官がルフトハンザ航空の自慢話・・というより、ドイツの自慢話ですが、していましたね。

 

「ルフトハンザ航空は安全です。何と言っても、テロに遭遇しても、ドイツ政府が命をかけて、犯人を射殺してくれます!」【物騒な自慢話だなぁ。】

 

とは言っても、ミュウヘンオリンピックの際にはドイツ政府もテロに苦慮して苦杯をなめたのであろう。

 

当時、ドイツの特殊部隊が見事ハイジャック犯を狙撃してのけた時から、明らかに航空機テロは減少したというのが事実であろう。

 

機内食は酢漬けの魚が出ました。ドイツの名物だそうです。物凄く不味いのですが、全部食べました。これは、食べてよかったと思います。

 

本当にそう感じるのは最近の事ですが、これはドイツの深い知恵というものです。

 

「デュッセルドルフに到着」

 

デュッセルドルフはルール工業地帯に近く、日本人ビジネスマンの居留拠点があるドイツの枢要都市で、ナポレオンに小パリと称えられた美しい町です。

 

ライン川をはさんだ隣の都市ケルンには有名な「ケルン大聖堂」があります。

 

「コーラを買いに」

スイスに2〜3日いただけで飲料水に対する感覚が麻痺したのか、冷蔵庫のパックを開けてみるとそこには、ガス入りの水しかない・・・!

 

「とても飲めない。」同じガス入りでも、コーラは飲めても、ガス入りの水は飲めない。

 

もう、午後8時もまわって、ホテルの近くにコンビニもありそうにもない。日本とちがって自動販売機もなし。

 

あきらかに日本人のビジネスマンらしき人物に、デュッセルドルフの駅の場所を聞く(駅に行けばコーラか水を売っているだろう・・・)

 

だいたい、ヨーロッパで日本人に出会っても、顔をそむけられる。

 

まぁ、デュッセルドルフくんだりまで、日本人の観光客はその当時来やしないから「我々も、厳密な意味では、観光客ではないし」、なんとか、ビジネスマンから、駅の位置を聞き出して、急行する。

 

「のどが渇いて苦しい・・・」。

 

デュッセルドルフ駅は流石に大きく夜まで売店が開いていた。「コーラを無事ゲット」

 

しかし、駅についてみると、労働者らしき黒人のおにいちゃん方が多数たむろしている。パリもそうだが、デュッセルドルフもこんな感じなんだ・・・。」

 

【トルコ人ではないガストアルバイターを多数受け入れているんだ】

 

「モンブラン製の万年筆」

ホテル日光に宿泊しました。日本語が通じるのが利点で、快適ですが、無愛想ですね。

 

まぁ、【何で、日本人が日本人に愛想を振りまく必要があるの?】って感じですか。宿泊料は高いって聞きました。

 

先ほども、書いたとおり、自分の飲料水は自主調達です。お金を出せば別の話しですが。

 

ホテルを立つ時にホテルのテナントとして1階に丸善があるので、そこでおみやげ物として、モンブランのシャープペンを買いました。日本円で3000円くらいですか。

 

万年筆はピン切りで、安いものはモンブランでも5000円で売っていましたが、勿論、それでも良かったのですが、おもやげに必要以上に高価なものは、意味はない。

 

ただお金を出せば良いと言う訳でもなく、下手なものを買えば文句をいわれるだけ。

 

「割り当てられた購入予算は最初から3000円。」

 

【丸善で買う限り、本物のモンブランであることは間違いがないし・・・・それ故に、日本人であれば、その事実の信頼性を疑う者はいない。

 

例え如何なる「自称:無慈悲な商人であろうと」、ここで買う限りにおいては本物のモンブランではないと論破される事は決してありはしない・・・ケチの付け様はない。

 

おみやげ購入作戦成功!へへへへ!】

 

実際には、日本を出る時から、モンブラン製のシャープペンシルをお土産に買う腹積もりでした。

 

3000円渡されて、「モンブランがいいなぁ。」って言われていましたから。【それでは、モンブランのケーキでも買ってくるか】

 

餞別を渡される前から、モンブランの万年筆を買って来いとの意向は、分っていましたから、3000円渡された時点で、「シャープペンシルを買って来よう。」と決意。

 

万年筆とは、言わなかったもん。「万年筆を買って来い。」と言われたら、はっきり、5000円餞別を下さいって、最初から言うつもりでした。

 

餞別をもらう段階で、3000円のシャープペンシルの存在と、5000円の万年筆の存在を確認しておりました。(既に調査済み事項)

 

もっとも、ホテル日光のテナントに丸善が入っているとは夢にも思わなかったのですが。そもそも自分の旅行日程なんて忙しくて見てもいないし。「直前まで仕事だもん」

 

そして、唯一つ確実に言える事は、ドイツに行って、モンブランやペリカンの万年筆を買うというミッションは限りなく夢のある話であるという事です。(英国ならダンヒルのライターでしょうか。時計は高いから。)

 

余程の時間の余裕に恵まれなければ、現実に縁があって、自分の長年の夢を買って来る様な事は、できる様で、できないという事です。

 

「モンブランを円で購入」

購入時に丸善で日本人の店員に日本円で買いたいと申し出たら、「最近は円も強くなりましたから・・・。」と、渋々円で売ってくれました。

 

パリのキャッシャー【ユーロ導入前にはパリの市街のいたるところで個人経営の両替屋があった。】では、円をフランに両替しようとすると、「サンキュ~!」と英語で応えてくれました。【パリは大都会で国際都市なんだ。今思えは。】

 

あやうく、日本人からマルク出せって言われそうでした。

 

本当は、最初は、円で品物を買っても良い様な事を店側ははっきり言っていたのですが、いざ、お金を出そうとすると、「マルクでないとやっぱり売れない」というような泣き事を言われましたが、頑張って円で購入しました。

 

(他の人は、ドルで品物を購入・私は単なる意地の世界)

 

「あなたは、この品物を私に円で販売すると、何か困る事がありますか?何かペナルティがありますか?」店員の答えは「その様な事はありません。」(だったら、円で売れ!)(結果は、円で購入に成功)

 

【イタリアのミラノでは円は通用せず。ドルで品物を購入しました。「トラベラーズチェックで購入したのでドルは所持しているのですが。」】

 

「4つ星のカフェ」

現地在住の日本人ガイドに引き連れられて、ライン川畔のカフェに行きました。

 

4つ星のレストランが経営しているカフェで不思議な事にそのカフェ自体が4つ星だというのです。

 

「4つ星のカフェ????」勿論、今まで、調べてみましたが、そんな不思議なカフェは探し当りません。

 

しかし、現地ガイド(決して職業ガイドではないです。その頃は、デュッセルドルフでガイド業は成り立たないでしょう)が究極の切り札にしている現地ネタ。

 

カフェの隣は直ぐライン川です。雄大なラインの眺めを見つつ少しだけ散歩。「舟は実際にはいないけれど、ほとんど運河ですね。」

 

ライン川の標識は源流から○●Km地点という感じで河川標識が設置されているそうです。日本の場合の河口から△▲Kmというものとは逆の記述がなされているということでした。

 

流石に、ドイツとパリでは気候が違って、少し寒ければ人々は早くも薄手のコートを纏います。

 

実際には、メインメニューは工場見学でしたので、市内をバスで一巡してタイムオーバーなので、カフェに寄る時間程度しか持ち時間はないのです。

 

 

「ドイツ料理」

ドイツ料理は大雑把ですが、大変なボリュームです。

 

私に運ばれたお肉は多少小ぶりであったのですが、全部食べました。それ以降、お腹の調子が悪くなりました。

 

私が食べている様を、「気が狂ったかと思いました。」と言われたのですが、誰も、お肉を全部平らげた人はいませんでした。

 

ビールは日本のビールとは違って、アルコール分が低く、水代わりに飲まれています。流石に日本のビールの様なアルコール度の高いものをドイツ人が水代わりに飲んでいる訳では無いようです。

三井住友カード
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