スイスについて(旅行時の)雑感

スイスについて

 

 

ジュネーブの空港(多分、ジュネーブには空港が3つ位あったと記憶していますが)を降りて、レマン湖畔の北岸を沿って湖の西端に宿泊しました。

 

ハイアットホテルに宿泊したのですが、今はどうも存在していないようです。

ホテルは坂の斜面にあり、湖に下りて行く途中に5つ星のホテルがハイアットホテルの他にもあり、小さな教会もありました。

私には良く分らないのですが、無名の教会でもないようです。

 


「シヨン城」

湖のほとりにはバイロンの詩「シヨンの囚人」で知られた、シヨン城が鎮座しています。

 

私が行った頃は、日本人はほとんどこんな所までは来ないような時代でした。

ジュネーブと現地のバスでの往復に同上したガイドは現地在住の日本人でしたが、その頃には、既にそういう日本人が世界各地に少なからずいたようです。

 

「バイロンによる1816の詩「シヨンの囚人」、「シヨン城詩」は、16世紀にこの城に幽閉されたジュネーヴの宗教改革者フランソワーズ・ボニヴァルのことをうたったものである。」そうです。

 

私が、一番感じた事は、陳列してある甲冑はそんなに大きなものでもないのです。

当時は、まだ、本物の甲冑が置いてあった様で、実際に使用していたものであると説明を受けた覚えがあります。

 

昔のヨーロッパ人て、熊のように大きな体格をしていた訳でも無いようです。これは、やはり、現地で確認した収穫だったのでしょう。

「登山列車」

当時は、モントール駅から、高山列車が出ていて、それに乗って山頂まで行った記憶があります。「社用

+観光」旅行でしたので、一行の5〜6人と一緒に行った気楽な旅でした。

 

現地在住のガイドによると、日本人で初めて乗車したのでは?とのことでした。本人もそんな所へは行っていないそうです。スイスに行ったならば、登山列車に乗るのが定石だそうです。

 

一行のベテラン旅行者に引率されての暴挙でした。

 

名も知られない登山列車でしたが、山頂には簡単なレストランがあり、ひょっとすると、閉鎖間近だったかも知れません。

 

山頂駅までには住人の利用する駅が2〜3箇所あり、登山列車の利用客はいて、列車内は満席に近かったです。

 

基本的には登山列車ではなく、ローカル線なので、景色はいたって単調で列車内は退屈です。いくら退屈だからってなぁ〜。

 

カップルがキスをし合うので、目のやり場がないし、疲れていたので、終始私は居眠りをしていました。

 

同行者から【カップルがキスするから困ると私に言われてもなぁ〜。】【恋人同士がキスし合うのは仕方が無いでしょうに・・・止める訳にもいかんし。】

 

【周りカップル全員キスし合っていたから普通の状況じゃないんだけれどね・・・・・私のせいかしら???】

 

モントール駅は大きな駅なのですが、ヨーロッパの駅は日本の駅とは勝手が違うので、登山列車の乗車場にはほとんど目印らしきものが無いように記憶しています。

 

旅慣れていないと切符も売ってくれそうにも無い雰囲気でした。

 

「スイス」

スイスはハプスブルグ家の圧制から団結して独立を勝ち取ったお国柄であるため、その気風と伝統が息付いています。

 

ガイドの説明によると、各地は軍団制をしいており、各自、武器の管理や訓練を行うのだそうです。

 

平和で穏やかな国情である表の顔ですが、それを維持するための生活の犠牲や苦難といったものがスイスを覆っているようです。「現地で妖しげな事をしていると生きて帰れない。」程度に考えておく必要があると思います。

 

スイスの水は綺麗なので、水道水も欧州では唯一飲んでも差し支えないそうですが、やはり、欧州では水道水を飲む習慣は忘れたほうが良いようです。ミネラルウオーターを飲む習慣が1週間くらいで身に着いてしまいます。

 

気候も涼やかなのでチョコレートの名産地として有名です。チョコレートは口元でとろけるのが美味しいという事なので、チョコレートが体温でとけるより若干低い気温がチョコレートを食べるのに適した気温であるそうです。

 

スイスの気候はこの温度にぴったりなのだそうです。

『夕飯』

夕ご飯は、「土地の人しか知らない様な」山の上のステーキハウスで食事をしました。そこでは、以前、日本に留学した事があるという方から声をかけて頂きました。

 

「唯一旅行日程上、飲食予算をオーバー」した所です。20人くらいのメンバー全部で1万円の予算オーバー。

 

ひとり500円くらいオーバーですか・・・。あんなけ飲み食いしてるもの当たり前だわね。

 

それでも、幹事さんと、同行の旅行社のガイドさんの大の大人が二人も頭をかかえていました。

 

しかし、ここで、私が接待費を使う絶好のチャンスが到来しました。

 

ステーキハウスへはリムジンを使って行きましたので、タクシーの運転手が名刺の裏に書き込んだ手書きの領収書と1万円を引き換えに接待費を使用しました。

 

「私の旅行日程中、唯一の接待費を使用した時でした。」「10万円接待費もらってきたのに1万円しか使えなかった。」

 

 

「朝ご飯」

今は営業していないハイアットホテルの朝食では、メイドさんにパンを食卓に配って頂き私はご機嫌でした。

 

決してホテルのメイドさんがパンを給仕するというサービスは欧州には無く、「こんな事は、初めて・有り得ない話し」ということでした。皆んなにも、パンを配って頂けたので、ささやかですが、楽しい朝食になりました。

 

とても、穏やかな表情をしたお嬢さんで、快活そうで気が強そうなのですがそれを内に秘めた「微笑みかけてくれるだけで嬉しくなる様な」素敵な雰囲気のお嬢さんでした。

デジカメオンライン

「ジュネーブ空港にて」

ジュネーブの空港でお土産を物色。名産のハンカチ1枚が約日本円で1000円。これを15枚くらい購入。売店の売り子さんが(中年のおばさんですが)1枚づつ紙袋に分けて詰めてくれました。

 

そんな手間のかかることはしてくれないって聞いていたのになぁ〜。

 

まぁ、これは純粋に経済原則にあっているから良いでしょう。1枚1000円とすれば、紙袋の値段はたかが知れているし。15枚も買えば1万5000円しますし。

 

『これで基本的なお土産品は確保しましたか。チョコレートは最後の帰りがけですね・・・』

 

それより、5000円で彼女のお土産を買ってきて欲しいという同僚の要望はと・・、欧州にきて初めて判明した無謀な注文。

 

目に付いたのは、香水セット。5000円。7000円とか、3000円のセットもあって、明らかにおもちゃなのだが、偽者と言うわけではなし。

 

本物の香水が5000円で買える訳ではないのだが、偽者を買う訳にもいかず。ジュネーブ空港のデューティフリーで買うわけだから何とか様にはなるのか。

 

もちろん、おもちゃとなると、5000円は高価で、20種類くらのお花の香りの綺麗な小瓶がセットで詰まっています。

 

とても、見た目は滅茶苦茶綺麗で女の子が感激して歓ばれるのはほぼ間違いはなのですが。

 

「妖精が使うお花の香りの小瓶セットと言う感じ」だけど、人の彼女のプレゼントを選ぶとなると変な責任をかぶります。

 

まさか、5000円では何も買えないとは知らないからね。しばし、沈思黙考。結局、自分が誰か女の子に手渡す分と2つ購入。

 

帰ってから、同僚の態度を見ていると、購入した値段さえ言わなければ、彼女は物凄く満足している模様。私は正直に値段をしゃべっちゃったからね。

 

「後に日本でも売り出されていましたが、よほど注意していないと気付きはしないのですが。」

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