エチオピア(フェニキュア)王家の星々のお話しです。
「ペルセウスの出生」
ゼウスとダナエの間に生まれたペルセウスは、名高い勇者です。彼は幼い頃から母ダナエと共にセリポス島の宮殿に身を隠していました。
彼が生まれた時にその祖父が「いずれ、孫の手にかかって殺されるであろう。」というお告げを受けたためだと言います。
セリポス島の王はやがて、嫌がるダナエに求婚するようになりました。
ペルセウスは、母親を救うために恐ろしいゴルゴン姉妹のメドゥサの首を取ってくるから母を自由にして欲しいと申し出たのです。
「メドゥサ討伐」
ペルセウスは、知恵の女神アテネから“磨き上げた楯”をもらい、義兄弟のヘルメスから“どんな硬い石も切ることができる魔法の剣”を贈られました。
更にハデスから、“かぶると姿が見えなくなる兜”をもらい受け、そしてニンフ達からゴルゴン姉妹の住み家を教えてもらいました。
ペルセウスをサポートする豪華なオリンポスの神々の顔ぶれです。ポセイドンの助けがないのは次のシーンの伏線でしょうか?
ゴルゴンの姉妹にも相応の神話があるのですが、割愛します。あらすじだけです。
寝ているゴルゴン姉妹達に、“見えない兜”で“磨き上げられた楯”にメドゥサ達を写しながら近づきました。
ペルセウスの作戦としては、メドゥサ達に睨みつけられると人間はたちまち石になってしまいます。そこで、磨き上げられた盾に、メドゥサを写しながら近づき、「水星神・伝令の神もしくはアポロンの弟であるヘルメス」より手渡された剣でメドゥサの首を打ち落とすという作戦だそうです。
そして、メドゥサの首を剣で打ち落としました(メドゥサだけが人の血が混じっており、討ち果たす事ができるのであった。)。
メドゥサの首から流れ出る血から現れたのが天駈ける事の出来る天馬ペガサスです。
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