貞観政要からの言葉
「創業と守成、いずれが難きや。」貞観政要からの言葉である。
なかなか、政治を学ぶための教科書というものは得難い物です。
日本では徳川家康や北条政子などが貞観政要を学習したと伝えられています。
唐の治世を築き上げた太宗を巡る物語であるようです。
(貞観政要は、唐の史官である呉兢が編成したとされる太宗の言行録である)
『書経』と並んで、帝王学の原典とされてきたもう1冊の古典が、『貞観政要』です。
私も書経や大学・中庸といった本も勉強しなくてはならないと思いつつ・・・。なかなか。
太宗と魏徴とのやりとりなどやはりクオリティの高い生きる術のエッセンスがちりばめられています。
魏徴とはどういう男か、その一片を表すのにこの言葉が記されています。
人生意気に感ず
人生(じんせい) 意気(いき)に感(かん)ず
功名誰か復た論ぜん
功名(こうみょう) 誰(たれ)か復(ま)た論(ろん)ぜん
魏徴(ぎちょう)「述懐」(『唐詩選』 巻一 五言古詩)
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